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ERPの導入費用を抑えるポイントとは

ERP導入の効果を上げるためには省力化効果を狙うこと、そしてそのためには業務見直し・改善が必要であることを前回記載しましたが、今回は、投資額であるERP導入費用をいかに抑えるかについて考えたいと思います。

業務見直し・改善の仕方により状況は異なり、ToBe業務プロセスの出来具合に応じてアドオン開発量は変わってきます。アドオン開発が多いとERP導入費用の中でその割合は大きな比率を占めてしまいます。いかにアドオン開発を減らすかがERP導入費用を左右するのです。

現行システム機能のままでERPに置き換えるようなERP導入ではアドオン開発が膨大になりかねません。これではERPを導入する意味はまったくありません。この観点からも業務見直し・改善は必要なのです。

上手な業務見直し・改善を行えばアドオン開発は小さくできますが、それでもゼロにはできません。業務機能処理のアドオンは減らせても他システムとのインタフェースや帳票についてのアドオン開発はゼロにはできないからです。

アドオン開発量を減らすには、まずは、業務処理機能のアドオンを減らすこと、次に帳票のアドオンを減らすことです。顧客から指定されたフォーマットに従う必要がある帳票などの対外的な帳票はアドオン開発が避けられません。しかし、社内帳票は棚卸を行い、ほとんど使用されていない帳票は廃止した上で、できる限りERPの照会画面で代用させる、標準帳票を使用する、Excelに出力して加工する、あるいはBI機能で作成するなどの方法でアドオンの帳票開発を削減するのが望ましいのです。



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