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SaaS型ERPのメリット(3)―バージョンアップの影響を受けない



SaaS版ERPのメリットについてさらに考えてみましょう。クラウドのメリット、パブリッククラウドのメリットがありますが、さらにSaaSならではのメリットを考えてみましょう。

SaaS版ではパッケージソフトはすべてのユーザーに共通で、それらが使われるのですが、各ユーザー企業で個別にアドオン開発した機能はその企業でのみ使われるように個別管理はされています。
そして、パッケージソフトのバージョンアップは提供ベンダーにより実施されます。そこでERP導入をお考えの企業からは、提供ベンダーによりバージョンアップがされてシステムに不具合や異なる処理になってしまうのではないかとの心配事を問われることが多くあります。
パッケージソフトの標準機能部分は上位互換であるので、アドオン開発機能部分が問題になるのですが、アドオン開発についてはバージョンアップにより上書きがされない領域に、影響を受けない一定の規約に則って開発を行うという制約にしたがって開発することで、バージョンアップで影響を受けることは無くなります。

SaaS版になったことで機能制約があるのではなく、むしろバージョンアップに影響されないシステム導入が可能になったと言えるわけです。
そうすると、SaaS版のERP採用では長年のシステム運用において、過去に大きな問題になっていたバージョンアップ問題が解消され、安心して継続利用ができるという重要なメリットが加わったことになります。
今後はERP導入検討の際には、SaaS版ERPを第一優先で検討されることをお薦めいたします。Dynamics 365 Business Centralには、SaaS版がありますのでお勧めです。

もっとも、バージョンアップの際には、事前に機能検証は不要ということではなく、一応機能検証は実施しておくべきと考えます。



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