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クラウドERPを有効に活用する方法

クラウドERPを有効に活用する方法

 

クラウドERPのメリットの一つとして「他システムやサービスとの連携性」があります。多くのシステムやサービスがクラウド上で提供されていますが、それらと容易に連携することができるのです。これにより、基幹システムの周辺に機能を拡張して統合利用していくことが可能です。中でも近年普及発停しているローコード/ノーコード・ツールと連携した利用が可能となっていますので、クラウドERPのカスタマイズについては従来のERPの開発言語を用いたカスタマイズ開発ではなく、ローコード/ノーコードでの開発で対応することが選択肢として増えました。

 

弊社が扱うMicrosoftの中堅・中小企業向けのクラウドERPである Dynamics 365 Business Centralでも、毎年機能アップが行われ、Microsoftのローコード/ノーコード・ツールであるPower Platform との連携機能が強化されております。クラウドERPをローコード/ノーコード・ツールと連携して利用する代表的な例として、以下の2つがあります。

①外部システムとのインタフェース処理への活用

Power Automateを使用することで、Business Central のデータを外部システムに受け渡し、外部システムからBusiness Central にデータを取込むことが容易にできます。

② 承認ワークフローへの活用

Power Automateは判断処理機能があるため、容易にワークフロー処理を作成できますのでBusiness Central に存在しない承認機能について、Power Automate を利用することで実現対応ができます。

 

他クラウドサービスとの融合

Microsoftでは Power Platform などのクラウドサービスの普及に力を入れており、Dynamics 365 Business Central では連携はもちろんのこと、一部の業務機能については、連携がメニューに組み込まれて、自動連携して業務機能を果たすように進化して来ています。いくつか例を上げると以下の通りです。

①Power BI との融合

Power BI で Business Central のデータベースデータをダイレクトに参照し、加工・分析してレポートやグラフとして出力し、Power BI で作成したレポートやグラフをDynamics 365 へ組み込むことができます。

②Power Automate との融合

登録の際の承認機能を組み込み Power Automate の承認機能を利用するテンプレート機能が得意先の登録や受注の登録など多数用意されています。

③ AI(Machine Learning) との融合

予測機能に Machine Learning 機能が組み込まれ、キャッシュフロー予測、遅延支払予測、在庫予測の機能ではAIを活用したより高度な予測が実現します。

今後、クラウドERPにつては、どう発展していくのでしょうか。前述のクラウドERPの連携機能を活用することで、それぞれのクラウドERPサービスの良いところを組合せ、リアルタイムに連携して真の統合的な基幹システムに発展していけるのではと考えています。

そしてさらには、他社システムとの連携利用も進んでいくものと思われます。その面でも今回述べているクラウドERPの連携性はますます重要になっていくのでしょう。

詳細は、ダウンロード資料「クラウドERPの懸念を解消する」(BizAppチャンネルにも掲載)をご参照ください。



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