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Dynamics 365 Business Centralの優れた機能(5)取引先向け帳票のカスタマイズ

Dynamics 365 Business Centralの優れた機能(5)取引先向け帳票のカスタマイズ

Dynamics 365 Business Central (以降、D365BCと略す)は中堅・中小企業向けのERPでありながら大企業向けERPよりも優れた機能が備わっています。そのようなD365BCの優れた機能をいくつか紹介しています。

ERPの導入において、得意先や仕入先など社外の取引先向けに発行する帳票については、帳票のタイトルなどの書式や表示するデータ項目が個々の企業により異なる場合があり、ERPで標準に用意されている帳票では満足できず、カスタマイズが発生しやすいものです。

また、特に得意先については、個々の得意先では指定された書式で発行することが求められることもあります。

上記のようなERPでの帳票の要件に対して、Dynamics 365 では帳票の書式をWordやExcelでユーザー自身が作成して、標準のERPデータ項目を当てはめて設定することでカスタマイズ帳票を作成する機能が用意されています。しかし、大企業向けERPと中堅・中小企業向けERPとでは若干機能が異なり、中堅・中小企業向けERPの方が優れているところがあります。

大企業向けERPでは、カスタマイズ帳票は各業務機能の中から出力できず、帳票出力用のメニューからの出力が必要になります。これに対して中堅・中小企業向けERPであるD365BCでは、得意先ごとにどの帳票フォーマットで出力するかを得意先マスタで設定しておけば、それぞれの業務画面から該当の得意先向けの帳票を出力した際に、自動で該当のカスタマイズ帳票が出力できます。

なお、標準の帳票で出力できないデータ項目についても、小さな開発を行うことでカスタマイズ帳票に出力できます。

下記は、得意先マスタの「テスト株式会社」の帳票を選択設定する画面です。見積書、受注確認書(注文請書)、請求書について、それぞれどの帳票を使用するかを設定しています。仕入先向けの帳票(見積依頼書、注文書など)も同様に仕入先マスタで設定することができます。



ERPの導入をご計画の際は、是非、D365BCをご検討ください。

 



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