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これからのSaaS型ERPに必要な役割とは?

SaaS型ERPのメリットについては、いつでもすぐに環境が用意できる、どこからでも利用できる、処理性能の拡張・縮小をタイムリーに変更できる、サーバーを中心としたインフラの運用が自社で不要になるなどの面が強調されますが、むしろ、クラウドサービス上で用意されている最新技術を取り入れたデジタル指向の各種の道具立てと連携して利用できること、ビッグデータの分析も含めてBI(ビジネスインテリジェンス)活用ができることの方が重要になりつつあるように思います。

 

ビジネスのデジタルシフトに合わせて、デジタル指向の技術との連携という面からMicrosoft Dynamics 365 を見てみると、Azure上で稼働するIoTサービス、マシンラーニング(機械学習)サービスの利用、BIとしてのPower BIの連携活用が容易に実現できます。

このように見ていくと業務のコア部分はERPできっちりと固め、各種の連携利用という面でクラウド上の様々な最新のサービスを利用する統合連携の方向がこれからの目指す方向なのだと思います。

今後どんな利用が考えられるでしょうか。いくつか例を上げてみましょう。

IoTとの連携では、センサーから収集された製造条件のビッグデータとERPに蓄積された製造検査データとを組み合わせて不具合の発生しやすい製造条件を特定することに利用できます。

この分析には当然、マシンラーニングの機能を利用することも可能です。

マシンラーニングとの連携では、上記の例のほかに、最適な安全在庫数や発注ロットを求めるなどが考えられます。

BIとの連携では、ERPに蓄積された実績データを様々な切り口で集計・分析して、売上や利益の詳細状況を把握するとともに、マシンラーニングも利用してそれらの予測を行うことも可能となります。

Microsoft Dynamics 365 Business Centralは、Azure上のSaaSであり、まさにデジタル技術のサービス類とも連携できる将来型のERPといえます。是非、ご検討ください。



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